potency

潜在しているちからを呼び覚ます

 ホメオパシーのレメディは原材料を何度も希釈振盪して作られます。その希釈度合いをポーテンシーとよびます。potency(ポーテンシー)は辞書で調べると、潜在力、(薬などの)効能・有効性とあります。その物質に潜在しているちからを振盪することにより呼び覚まし、形を持たない段階までくり返します。

 

 レメディの希釈度合いを表す単位として x や c がよく使われますが、x は10倍希釈、c は100倍希釈を表します。セルフケアキットなどでは30cが多く使われます。原材料(またはマザーティンクチャー)の100倍希釈を30回繰り返したということです。

 これは、1の後に0が60個つくのですが、想像できますか?

 

 様々な考え方がありますが、その物質を形作っていたエネルギーが形を失うことにより解放されていくという考えに、アインシュタインの E=mc² を思い出す方がいらっしゃるかもしれません。

 

 

レメディ ポーテンシー

振盪:激しく振り動かすこと。ホメオパシーのレメディを作る時には、希釈するたびに試験管を激しく叩くように揺さぶります。


    また、“水の記憶”というお話を聞いた方がいらっしゃると思います。「水からの伝言」という写真集も話題になりました。言葉や音楽を聞かせた時に結晶の変化が現れるという現象です。たくさんの研究がなされていますが、解明されている訳ではありません。

 

    それでも、実際に言葉や音楽の違いで水の結晶がそれぞれ違ってくるというのは、興味深いことですね。

  水は、そこに溶けていたものを記憶しているとも言われています。

 

 


イギリスのHelios Homeopathy(ヘリオス社)での、レメディを作っている映像です。ぜひご覧ください。